最大の危機は勝利の瞬間にある ナポレオン・ボナパルト

それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ

19世紀はじめにヨーロッパを席巻した天才軍人、ナポレオン・ボナパルト。

その最終的な没落と謎に包まれた最期もあり、現在でも多くのファンをひきつけてやまない英雄です。

また、彼の登場によって近代ヨーロッパの扉が開かれたという意見もあります。

そんな彼が残した名言がこの言葉。

天才的な軍人で戦場において数多くの勝利を掴んできた彼だからこそ、この言葉は身にしみていたのでしょう。

油断大敵、という言葉に言い換えることもできるかもしれません。

取らぬタヌキの皮算用にも通じる意味合いを感じます。

最終的なナポレオンはワーテルローの戦いに敗れ没落します。

しかし、彼の軍人としてのキャリアにおいて「勝てるはずだったのに負けた」戦いはないように思えます。

それは、この名言をつねに肝に銘じて戦場に臨んでいたからでしょう。

誰でも勝利の瞬間には気が緩むもの。

スポーツだけではありません。

日常生活においてさまざまな面があるものです。

取引がうまくいきそう、テストに合格できそう、あるいは気になる異性と仲良くなれそう。

そんな、最後の瞬間にミスをしてしまうこともあるもの。

ときにそれが決定的なミスになってしまうことも。

勝利の瞬間になるとどうしても「勝った後」のことが意識をよぎってしまいます。

その結果、勝利そのものを台無しにしてしまうこともあるわけです。

最後の最後で失敗しないよう、このナポレオンの名言を頭に刻んで生きていくようにするとよいのではないでしょうか。

関連記事