発明はすべて苦し紛れの智恵だ。アイデアは苦しんで
発明はすべて苦し紛れの智恵だ。アイデアは苦しんでいる人のみに与えられている特典である
「技術のホンダ」と謳われる本田技研の創始者、本田宗一郎が残した言葉です。
これほど当たり前で、素晴らしい言葉はないのではないでしょうか。
エジソンの「発明は99%の努力と1%の霊感によって生まれる」という
名言も有名ですが、それと同じ雰囲気があります。
現代社会はある意味天才信仰というか、才能を重んじる風潮が強くなっているように思えます。
生まれつき才能がある人間はなんでもすぐにできてしまう。
そんな才能を礼賛する風潮です。
それだけなら問題ないのですが、自身の努力不足を「自分には才能がない」の一言で片付けようとしたり、さらには自分には才能があると思い込んで努力を怠るといった傾向も見られます。
どんな天才も何かを生み出す際には必ず努力をしている。
そんな本質が省みられなくなっているのです。
この名言はそんな風潮に対する厳しい批判となるでしょう。
苦しんでいる人間こそ素晴らしいアイデアを掴む資格を持つ。
苦しいからこそ生まれてくるアイデアや考えがある。
厳しい生活環境に「自分は恵まれていない」などと不満を唱えている人も多い現代社会。
自分の環境を嘆いているならまず徹底的に苦しんでみることが大切なのではないでしょうか。
情報が簡単に手に入る時代だからこそ、自分の考え、アイデアが求められています。
ネット上の情報を丸暗記しただけの知識ではたどり着けないアイデアを求めて
この名言を実践してみてはいかがでしょうか。
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