これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか 江頭2:50

芸能人

これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか、なんて考えないようにしている。人間、いつ死ぬかわからないんだから、その時のすべてを出し切りたいんだ。俺はいつ死ぬかわからないし、見てくれる人だっていつ死ぬかわからない。視聴者が最期に見た江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?

これは一発芸人、江頭2:50の名言。そのキャラクターや過激な言動とは裏腹に含蓄に富んだ発言が多い人物ですが、この言葉はその中でもとくに素晴らしい響きを持っているように思えます。

人間どうしても「出し惜しみ」してしまう面があります。

「俺の本領はまだこんなもんじゃない」「もっと多くの人に見てもらえる場面で本気を出したい」といった感情もあるでしょうし、「今自分のすべてを出してしまったら次にどうすればいいのか」という不安もあるでしょう。

しかしこうしたケースではたいていチャンスを逃すだけに終わり「あの時もっと自分らしさを出しておけばよかった」と後悔するものです。

この江頭2:50の名言はそんな出し惜しみを戒めるとともに、人生のより深い面にも踏み込んでいます。

人生いつ死ぬかわからない。

今会っている人との交流もこれが最後かもしれない。

どうなるかわからない面があるわけです。

最後になってしまったとき「あの時もっとしっかり接しておけばよかった」などと後悔したくないもの。

どんな時でもベストを尽くせ、とはよく言われますが、この言葉ほど深い意味を込めて語られることは少ないように思えます。

それだけに江頭2:50の深い人間性が窺えます。

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