これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか 江頭2:50
これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか、なんて考えないようにしている。人間、いつ死ぬかわからないんだから、その時のすべてを出し切りたいんだ。俺はいつ死ぬかわからないし、見てくれる人だっていつ死ぬかわからない。視聴者が最期に見た江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?
これは一発芸人、江頭2:50の名言。そのキャラクターや過激な言動とは裏腹に含蓄に富んだ発言が多い人物ですが、この言葉はその中でもとくに素晴らしい響きを持っているように思えます。
人間どうしても「出し惜しみ」してしまう面があります。
「俺の本領はまだこんなもんじゃない」「もっと多くの人に見てもらえる場面で本気を出したい」といった感情もあるでしょうし、「今自分のすべてを出してしまったら次にどうすればいいのか」という不安もあるでしょう。
しかしこうしたケースではたいていチャンスを逃すだけに終わり「あの時もっと自分らしさを出しておけばよかった」と後悔するものです。
この江頭2:50の名言はそんな出し惜しみを戒めるとともに、人生のより深い面にも踏み込んでいます。
人生いつ死ぬかわからない。
今会っている人との交流もこれが最後かもしれない。
どうなるかわからない面があるわけです。
最後になってしまったとき「あの時もっとしっかり接しておけばよかった」などと後悔したくないもの。
どんな時でもベストを尽くせ、とはよく言われますが、この言葉ほど深い意味を込めて語られることは少ないように思えます。
それだけに江頭2:50の深い人間性が窺えます。
関連記事
私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこと アインシュタイン
私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのことと付き合ってきただけです アインシュタインの言葉です。 世の中で天才と称される人間はみな同じようなことを言います。 「わたしは天才ではない、努力を重ねてきたから今の自分 […]
ベストを尽くして生きなければならない。その結果 アイルトン・セナ
ベストを尽くして生きなければならない。その結果、うまくいく時もあれば、そうでない時もある。間違いを犯すこともあるだろう。でも、少なくとも、自分自身に対しては誠実に、そして、自ら描いた夢に向かって、精いっぱい生きていくこと […]
我、事において後悔せず 宮本武蔵 から学ぶ事!
我、事において後悔せず これは、日本歴史上に残る剣豪として知られる宮本武蔵の名言。 戦国末期から江戸初期に生きたこの剣豪は二天一流の始祖であり また「五輪書」の著者、さらには画家としても広く知られています。 五輪書には人 […]