これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか 江頭2:50
これをやつたら次回出られなくなるんじゃないか、なんて考えないようにしている。人間、いつ死ぬかわからないんだから、その時のすべてを出し切りたいんだ。俺はいつ死ぬかわからないし、見てくれる人だっていつ死ぬかわからない。視聴者が最期に見た江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?
これは一発芸人、江頭2:50の名言。そのキャラクターや過激な言動とは裏腹に含蓄に富んだ発言が多い人物ですが、この言葉はその中でもとくに素晴らしい響きを持っているように思えます。
人間どうしても「出し惜しみ」してしまう面があります。
「俺の本領はまだこんなもんじゃない」「もっと多くの人に見てもらえる場面で本気を出したい」といった感情もあるでしょうし、「今自分のすべてを出してしまったら次にどうすればいいのか」という不安もあるでしょう。
しかしこうしたケースではたいていチャンスを逃すだけに終わり「あの時もっと自分らしさを出しておけばよかった」と後悔するものです。
この江頭2:50の名言はそんな出し惜しみを戒めるとともに、人生のより深い面にも踏み込んでいます。
人生いつ死ぬかわからない。
今会っている人との交流もこれが最後かもしれない。
どうなるかわからない面があるわけです。
最後になってしまったとき「あの時もっとしっかり接しておけばよかった」などと後悔したくないもの。
どんな時でもベストを尽くせ、とはよく言われますが、この言葉ほど深い意味を込めて語られることは少ないように思えます。
それだけに江頭2:50の深い人間性が窺えます。
関連記事
臆病者の目には、敵は常に大軍に見える 織田信長
非常にわかりやすいこの名言は織田信長によるもの。 今川義元軍の圧倒的な兵力を前にして桶狭間の戦いに臨んだ信長は まさにこの心境に合ったのかもしれません。 また、部下たちに対してこう厳しく戒めていた可能性も考えられます。 […]
挑戦することを恐れるな。挑戦しないことを、恐れろ マイケル・ジョーダン
挑戦することを恐れるな。自分が挑戦しないことを、恐れろ バスケットボールの大スター、マイケル・ジョーダンの選手生活は、挑戦の連続だったといえるでしょう。 中には野球選手へのチャレンジのようにちょっと的外れな挑戦もありまし […]
我々は勝つしかない。勝てばファンも拍手で迎えてくれる 王貞治
我々は勝つしかない。勝てばファンも拍手で迎えてくれる これは、王貞治の名言。 いわずと知れた世界のホームラン王。 868本という前人未到のホームラン記録を築き上げた大打者。 そして、監督をして日本一、さらに世界一を経験す […]