為せば成る、為せば成らぬ何事も、成らぬは、人の為さぬなりけり 上杉鷹山
為せば成る、為せば成らぬ何事も、成らぬは、人の為さぬなりけり
この現代にも、そのまま通じる有名な名言を残したのは上杉鷹山。
名前は知っているという人も多いでしょう。
この人の生涯や足跡をテーマにした書籍も多数出版されています。
この上杉鷹山は江戸中期の人、あの上杉家の人物で米沢藩の9代目の藩主です。
なぜこの人が有名なのか、それはこの人が成し遂げたことが現代社会が
抱える問題の解決と通じるところがあるからです。
この人物が米沢藩主の座に就いた時には藩の財政は破綻寸前にまで陥っていました。
しかも18世紀中ごろには大規模な飢饉が発生し多数の餓死者を出すなど
深刻な社会問題が続発していた時期でした。
そこで鷹山は財政改革と食糧事情の改善に乗り出し、見事成果をもたらしたのです。
18世紀後半に起こった天明の大飢饉においては他の藩に比べてはるかに少ない被害で
食い止めることに成功しており、その優れた手腕が窺えます。
この名言からはそんな困難を乗り越え、改革に成功した上杉鷹山の人生がそのまま透けて見えます。
うまく行かない人生を世の中のせいにしている人も多いのではないでしょうか。
また、努力をしないうちから「チャンスに恵まれていない」「自分には才能がない」などと自分に言い訳をしていないでしょうか。
よほどのことでもないかぎり、できるかどうかは自分次第。
チャンスを活かせるかどうか、さらにはチャンスを作れるかどうかも自分次第。
まずはベストを尽くしてみよう。
この名言には現代に生きるわたしたちに力を与えてくれる響きが込められています。
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