猟師は海の怖さを知ってはじめて一人前になる。怖いもの知はバカかガキだ
猟師は海の怖さを知ってはじめて一人前になる。怖いもの知らずてぇのはバカかガキだ
この過激な一言は、かの漫画家手塚治虫が残したもの。
没後20年を経て今もなお数多くの名作が世代を超えて愛され、読み継がれている大漫画家です。
日本の漫画の歴史は、この人ひとりの才能と努力によって切り開かれたといっても過言ではありません。
日本のマンガ文化が世界的な評価を受けるようになっている現在、手塚治虫の名前は世界に知られるようになっています。
そんな手塚治虫が残したこの名言はじつにわかりやすく、また含蓄に富んだものといえるでしょう。
怖いもの知らずとは一見かっこいいように思えます。
羨ましいと思う人も多いでしょう。
しかし、実際には世の中を知らず、本当の怖さ、挫折を知らない人間が多いのです。
怖さを知り、挫折を経験したからこそ賢い選択ができるようになり
また、チャンスに思い切った行動を起こせるようになるのです。
怖いもの知らずの闇雲な行動と、怖さを知っている人の大胆な行動では内容がまったく違います。
もちろん、結果もです。
逆に言えば、まずは思い切って一歩を踏み出してみろ
最初は怖いもの知らずでいい、失敗や挫折を経験し、怖さを知りながら成長していけ、との意味にもとれます。
怖いもの知らずも困りものですが、何も行動せずに終わってしまうのはもっと厄介です。
まずは、世の中の怖さを知ってみろ、そうすれば人生が見え、自分で自分の道を切り開けるようになるだろう。
そんな意味も込められているのではないでしょうか。
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