黒船祭(静岡/5月/期間/歴史)

日本各地の祭においては、その地域に根付いた人物や食べ物

文化に因んだ祭り、というものは多く存在しますが

歴史のイベントに因んだ祭というものは

それらに比べるととても少なく

珍しいものになるのではないでしょうか?

今回紹介をする、静岡県の下田市で5月の第3土曜日前後に3日間開催をされる

「黒船祭(くろふねさい)」

もそんな珍しい祭の一つとなります。

下田港の開港に力を尽くした内外の先賢の偉業を顕彰する

という目的と、世界平和と国際親善に寄与をするという理由から

1934年(昭和9年)に、この祭の第1回が開催されました。

この祭は、2009年(平成21年)で第70回を迎える、歴史の長い祭となっています。

因みに、昭和16年から21年の期間は中断されています。

そして第11回、第12回は横須賀市で開催されました。

この祭の開催当初は、日本・アメリカ・ロシアなどの先賢を顕彰していたのですが

現在はペリー提督、タウンゼント・ハリス総領事など

アメリカの先賢のみが顕彰の対象となっています。

現在は、日米親善を最大の特色としていて

例年アメリカ大使をはじめとするアメリカ海軍や自衛隊の派遣艦

音楽隊やカラーガードなどが参加をしています。

黒船祭のイベント内容としては、米兵墓前祭、海上花火大会。

記念式典やパレード、下田条約調印式再現劇

米軍楽隊が出演するサンセットコンサート、開国市などの行事が行われていて

下田港界隈がとても賑やかなものになります。

楽しい祭なので、一度訪れることをオススメしますよ!

関連記事