挑戦した後の失敗より、何もしないことを恐れろ!
「挑戦した後の失敗より、何もしないことを恐れろ」
この金言は本田宗一郎によるものです。
今の社会に改めて重い響きを持つ言葉なのではないでしょうか。
現代社会は、第一歩が踏み出しづらい環境にあるといいます。
格差社会が進行し、一度人生の「ルート」を踏み間違えてしまうともう戻れない
また、不安定な経済状況から一度安定した環境に身をおくと
それを維持するのに汲々となってしまう。
それが窮屈といわれる社会環境を作る要因となっているようにも思えます。
「後悔はしないでするよりやってからしろ」という言葉もありますが
それを、より深い意味で捉えた名言ともいえるでしょう。
挑戦した後の失敗、後悔は「挑戦した」とう事実が残ります。
それがひとつの経験となり
自分で実体験した貴重な「教材」としてその後に役立てることができるのです。
厳しい批判を受けた場合は次にそうならないように努力するモチベーションになります。
しかし何もしなければ「もしかしたらうまく行ったかもしれない」という思いが残るだけ。
そこから将来の展望は開けません。
ベストを尽くした上での失敗は、事前に思っていたほどダメージにならないもの。
また、一生懸命やっている人に対して、世の中の人は笑ったり馬鹿にしたりしないもの。
しかしいつも何もしないで終わってしまうと、自分で自分を笑うようになるでしょう。
この名言は単に失敗を恐れるな、という意味だけでなく、自分の殻を破れ
という叱咤の意味も込められているのではないでしょうか。
関連記事
時間の守れん人間は、何をやってもダメだ!
時間の守れん人間は、何をやってもダメだ 同じことを言う人がたくさんいそうな名言ですが、もっとも有名なのが田中角栄。 シンプルな言葉で人心を掴むのがうまかった人ですが、これはその典型的なものといえるでしょう。 この人が言う […]
この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンス アイルトン・セナ
この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンスではないか! スポーツ選手は時として哲学者顔負けの深い言葉を、わかりやすくシンプルに発することがあります。 この伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナの名言は、そんな部類に […]
挑戦することを恐れるな。挑戦しないことを、恐れろ マイケル・ジョーダン
挑戦することを恐れるな。自分が挑戦しないことを、恐れろ バスケットボールの大スター、マイケル・ジョーダンの選手生活は、挑戦の連続だったといえるでしょう。 中には野球選手へのチャレンジのようにちょっと的外れな挑戦もありまし […]
発明はすべて苦し紛れの智恵だ。アイデアは苦しんで
発明はすべて苦し紛れの智恵だ。アイデアは苦しんでいる人のみに与えられている特典である 「技術のホンダ」と謳われる本田技研の創始者、本田宗一郎が残した言葉です。 これほど当たり前で、素晴らしい言葉はないのではないでしょうか […]