我、事において後悔せず 宮本武蔵 から学ぶ事!
我、事において後悔せず
これは、日本歴史上に残る剣豪として知られる宮本武蔵の名言。
戦国末期から江戸初期に生きたこの剣豪は二天一流の始祖であり
また「五輪書」の著者、さらには画家としても広く知られています。
五輪書には人生訓ともとれるような明言が多く残されており
現代社会でも役立てている人がたくさんいます。
そんな宮本武蔵の残した言葉のひとつがこれ。
シンプルなことこのうえない言葉ですが、にもかかわらずなかなか実践するのが難しいものでもあります。
後悔しないで生きていける人がどれだけいるでしょうか。
1人もいないといってもよいでしょう。
また、宮本武蔵自身、まったく後悔とは無縁で生きたとは考えられません。
これは、生きていくうえで心がけていたモットーのようなものだったのではないでしょうか。
また、「事において後悔せず」には2通りの読み方があります。
まず、何かをした後に後悔しないこと。
剣豪として生きていた以上、生死を分けるような判断を何度もしたはず。
その際にも、自分の選択を後悔せず、失敗も受け入れる。
そんな泰然自若とした姿勢を心がけていたのでしょう。
そしてもうひとつは何かをしないで後悔するようなことはしないこと。
明日をも知れぬ日々を過ごしていたからこそ
何もしないことが致命的な失敗をもたらすことを彼は知っていたのではないでしょうか。
後悔が先立ってなかなか行動に踏み切れない人も多いでしょう。
とくに現代社会は安定志向が強く、思い切った行動にブレーキがかかってしまうことも多いもの。
そんな閉塞した状況を打ち破る力がこの名言には
込められているのではないでしょうか。
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