葵祭(京都/三大祭り/歴史)

葵祭

華やかな歴史ある町京都府が春を迎え、気候も暖かく観光シーズン真っ盛り

という頃に行われるのが、京都三大祭りの一つの葵祭です。

この祭りについては、歴史の長いものであまりに有名なので、説明も不要かと思われますが

その長い歴史があるだけに、行われている行事の内容には

長らくの由来や意味が濃く深く含まれているのです。

この葵祭は、石清水祭、春日祭と共に三勅祭だった祇園祭に対して

平安時代当時の貴族のお祭りでした。

葵祭は、国家的な行事として行われてきたもので

日本の祭でも数少ない王朝風俗の伝統が残されています。

この祭の名前にも冠されている「葵」の花を飾った、平安後期の装束での行列を

このお祭りでは行うことが全国的にも有名になっています。

装束をまとった人々は、牛車とともに京都御所から下鴨神社を経て

上賀茂神社までの約8kmという長い道のりを行列で歩いて行きます。

その絢爛豪華な装束は、一見の価値があります。

大気の不安定な時期に行う為、この祭に当たる日に雨が降った場合

行列巡行は中止されてしまう、ということも。

観光で訪れて葵祭を見たい、と考える方は

当日の天気予報に注意をしておくべきとも言えるでしょう。

また、斎王代の行列巡行の他に注目すべき祭の行事は、京都市の北

左京区に在する下鴨神社内「糺の森(ただすのもり)」で行われる流鏑馬神事(やぶさめしんじ)。

500メートルの馬場を、公家や武家風の狩装束姿の射手(いて)たちが

馬に乗って3つの的を射抜くというものです。

華やかで、美しい雰囲気漂う葵祭。京都を訪れた際には必ず見たい祭の一つです。

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