理想を語ることは簡単だが、自ら実践するのは難しい アイルトン・セナ
理想を語ることは簡単だが、自ら実践するのはすごく難しい。だからこそ、とにかく、どんな時でもベストを尽くして生きなければならない
これは「音速の貴公子」と呼ばれたF1ドライバー、アイルトン・セナが残した名言。
人生そのものを駆け足のように駆け抜けた名ドライバーの言葉だからこそ、強く胸に響きます。
最後までベストを尽くし、そしてコース上で散っていった人物だったのでしょう。
理想は、誰でも抱くもの。
しかし、それを実行できる人となるとごく一握りということになるでしょう。
しかしだからといって「理想はかなわないもの」などと悟った大人のような言葉で自分を納得させるのは、ごまかしでしかありません。
たしかに、理想を実現することは難しいでしょう。
しかし、理想を目指して努力し続けることは誰にでもできます。
その結果、どこまでたどり着くことができるのかはひとそれぞれ。
成功とは縁のない結果で終わってしまう人もいるでしょう。
ですが、だからといってそれは決して無駄ではありません。
ベストを尽くすことで見えてくる新たな理想、希望もあります。
また、ベストを尽くすことそのものが人生を豊かにし、喜びと充足感をもらたしてくれます。
どんな時でもベストを尽くせばうまく行かなくても納得がいきますし、「周りの人間は自分を正当に評価していない」「自分がうまくいかないのは世の中のせいだ」などと腐ったりもしなくなるでしょう。
常にベストを尽くすのは、セナのような才能豊かな人間だけの特権ではありません。
わたしたち、すべての人間ができる権利なのです。
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