いやなことはその日のうちに忘れろ…クヨクヨするのは阿呆だ
いやなことはその日のうちに忘れろ、自分でもどうにもならんのだ。クヨクヨするのは阿呆だ
これは「列島改造論」でおなじみ田中角栄が残した名言。
戦後日本の政治史においてひときわ眩い輝きを放つ存在です。
第64代、65代の内閣総理大臣、1993年に世を去るまで政界に巨大な影響力を残した偉人です。
お金にまつわるスキャンダルなども多く、その評価は賛否両論が乱れている状況ですが
良くも悪くも現代の日本社会はこの人の時代に築かれたといっても過言ではないでしょう。
そんな政治家が残した名言がこのシンプルなひとこと。
当たり前のようでいて誰もが実践できずに苦労している言葉でしょう。
人生生きていればかならずいやなことと遭遇するもの。
どんな天才でも、ボンボン育ちでもいやなことと無縁で生きていくことはできません。
問題なのはそれをズルズルと引きずってしまうかどうか。
いやなことはどうしても引きずるもの。
「どうせ自分はダメな人間なんだ」などと自己卑下してしまったり
振り払おうとしても胸の奥にモヤモヤしたものが残ってしまうことが多いもの。
それが新しいアイデアや思い切った行動の妨げになってしまうことも多いのです。
そして人間は「自分ではどうにもならないこと」で悩みがちな動物でもあります。
この名言を読んで「自分もそうなりたい」としみじみ思う人も多いでしょう。
すぐに実践するのはなかなか難しいものですが
座右の銘としていやなことがあった時に思い起こすようにするとよいのではないでしょうか。
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