この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンス アイルトン・セナ
この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンスではないか!
スポーツ選手は時として哲学者顔負けの深い言葉を、わかりやすくシンプルに発することがあります。
この伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナの名言は、そんな部類に属するものでしょう。
とくに、現代社会は資本主義経済の歪みが表面化してしまっている影響もあってか、自らの境遇の不運を嘆く声が大きくなっています。
格差社会の進行によって生まれつき恵まれた環境にある人とそうでない人の差が広がり、それが教育や就業に大きな影響を及ぼしつつあるのです。
もちろん、格差は実際に存在します。格差は無い!といったら嘘つきか偽善者の烙印を押されてしまうことでしょう。
しかし、一方では自分の不遇や境遇の悪さは言い訳にしている声もよく聞きます。
「自分は恵まれていない」「運のめぐり合わせが悪い」とぼやきつつ、実際には成功するための努力もせず、ぬるま湯に浸っている人も決して少なくはないのです。
資本主義の歪みや格差は確かにあります。
しかし、恵まれない環境の人が努力してもまったく報われない社会、というほど歪みは深刻化していない状況です。
努力は必ず報われる、とはいいませんが、チャンスを掴み、人生を切り開く可能性が高くなることは間違いないでしょう。
生きてさえいればどんなことでもできる、どんなチャンスにもめぐり合える。
それぐらいの気持ちで生きていくことが大事なんだ。
セナのこの名言には、そんなメッセージが込められているように思えます。
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