種子島鉄砲まつり(鹿児島/夏8月/期間/歴史)

日本各地では、1年の中でも実に多くの祭が存在します。

それは、季節に因んだその土地で咲く花を愛でる祭だったり

その土地に因んだ歴史上の人物の命日に法要を行うと共に祭を行ったり

または、地域の特産品をアピールするために祭を行うということをしたりと

その祭の起源やきっかけというものも本当に数多く存在します。

そんな中、歴史上の史実に因んだ祭が

鹿児島県は種子島の西之表市にて行われている

ということをご存知でしょうか。

毎年8月に行われている「種子島鉄砲まつり」がそれに当たります。

1543年に起こった鉄砲伝来というものは

日本の歴史を学んだことがある方ならばきっと既知の方も多いでしょう。

これは、この鉄砲伝来を記念する祭なのです。

祭では、「種子島火縄銃」の試射や鉄砲伝来に関わりの

深い人物の扮装をした行列などを見ることが出来ます。

鉄砲が伝来した当時を彷彿とさせる火縄銃の試射では

その轟音が響きます。この鉄砲の音は祭の始まりの合図でもあり

これを皮切りに錠機に書いた南蛮行列などが始まっていくわけなのです。

その後、子どもから大人までが、持ち前の芸を披露していく演芸大会などを行なっていき

この祭のクライマックスは4000発の打ち上げを行う花火大会で幕を閉じます。

種子島の澄んだ広い空に広がる花火を見ながら、鉄砲伝来当時の時代に思いを馳せる。

そんな歴史ロマン溢れる祭を

夏、種子島を訪ねたおりには是非体験してみてくださいね。

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