ぼくを天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。イチロー選手
ぼくを天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。毎日血がにじむような練習を繰り返してきたから、いまの僕があると思っています。ぼくは天才ではありません
これは、メジャーリーガーイチロー選手の名言。
この人に関しては、多くの説明を必要としないでしょう。
日本が誇る安打製造機から世界最高の打者へ。
そのサクセスストーリーは、日本人なら誰でも知っていることでしょう。
メジャーと日本野球の壁を打ち破ったとともに、日本人に誇りをもたらしてくれた功績も並々ならぬものがあります。
そんなずば抜けた実績を誇っているからこそ、世の人々は彼を「天才」と呼ぶのでしょう。
凡人にはたどり着けない領域にいるため、それも仕方がない面もあります。
しかし、本人にしてみれば自分の努力を見もしないで生まれ持った才能だけで
評価されてはたまらないと思っているのではないでしょうか。
このイチローの名言は、現代社会にも鋭い警鐘を鳴らしているように思えます。
格差社会の進行が指摘され、生まれつき恵まれた環境、才能に恵まれている人とそうでない人の格差が大きくなっていると言われます。
そのため、後者の人たちは「どうせ自分はダメなんだ」「才能がないから」と努力をする前から諦めてしまうケースが多く見られます。
確かに、生まれつき有利不利はあるもの。イチローの成功の影には努力によって伸びる豊かな才能が間違いなくあります。
しかし、イチローのような成功を目指している人は少ないでしょうし
そんな必要も感じていないでしょう。
ちょっとした成功、満足なら才能などなくても得られる。
この名言はそんな意味も込められているように思えます。
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