今までの僕の記録は、みんな耐えることで作られてきた 王貞治
これは王貞治の言葉。868本。おそらく破られることはないであろう記録を残した大打者にしては謙虚な言葉のように思えます。
しかし、この人の生涯を見ると確かにそうした面が見られるようです。
中国人の子供として生まれたことから、子供の頃からあまり目立たないようにしろと周囲から言われてきたとも言われます。
また、高校時代投手として輝かしい成績を残しつつもプロに入ってからは芽が出ず、打者へと転向することになります。
荒川コーチとのつきっきりの指導が有名ですが、その間も焦りや不安に晒されていたはず。
そして監督時代。
圧倒的な戦力を持ちながら思うように結果が出なかった巨人の監督時代、そして、戦力に劣るチームを育て上げるのに時間がかかったホークスの監督時代。
この人の野球人生は、耐えることの連続だったはずです。
それに対し、今の世の中は耐えることを忘れているように思えます。
メディアを見れば「すぐに身につく英会話」「誰でも簡単にできるダイエット」など、とにかくすぐにできることをセールスポイントにした商品で溢れかえっています。
そんな、簡単に身につくような知識やスキルがどれだけ役に立つのでしょうか。
王貞治のこの名言は耐えることの大切さ、大切なものを身につけるためには、時間と努力が必要だということを教えてくれます。
時間をかけて身につけた知識やスキルは、一生の宝となってくれるはず。
この名言を肝に銘じつつ、いろいろなものに取り組んでいきたいところです。
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