竿燈まつり(秋田/夏8月/期間/歴史)

竿燈まつり

東北の三大祭を制覇したい、と考えるならば

青森のねぶた祭、仙台の七夕まつりとあわせて

秋田県の竿燈まつりを見るべきでしょう。

竿燈まつりは、毎年秋田県で8月の3日から3日間行われる祭です。

竿燈まつりの起源ですが、これは真夏の病魔や邪気を払うための

「ねぶり流し行事」として

なんと宝暦年間にはその原型となるものが出来ていたのだそうです。

現在残っているもっとも古い文献には

寛政元年(1789)に書かれた紀行文にて、陰暦の7月6日に行われた「ねぶりながし」が

紹介されています。

つまり、この時にはすでに秋田独自の風俗としてこの祭が伝えられていた

ということになります。この紀行文には

「長い竿を十文字に構えたものに、灯火を数多く付け、太鼓を打ちながら町を練り歩いた。その灯火は二丁~三丁にも及ぶ」といった、竿燈の原型が記されています。

現在、1番大きな竿燈は重さが50キロ、長さが12メートル

提灯の数が46個と非常に重く大きいものになっています。

竿燈全体が稲穂、連なる提灯を米俵に例えて

これを額・腰・肩などに乗せて豊作を祈ります。

この乗せ方にも色々な方法があります。

扇子を仰ぎながら行う者もいたり、中には顎に乗せる者もいたりと

その方法はその竿燈を持つものの熟練度・修練度によって変わって来るのです。

その点も見どころですね。

また、この「妙技」についての大会も行われていますので、興味のある方はそこもチェックをしてみては。

魅力的なこの祭、是非一度自分の目で確かめてみてくださいね。

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